2018年06月01日

【244】水虫は医者や薬の前に「おろし生姜足湯」を試してみよう

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 夏の悩みといえば、水虫もその1つ。病というほどではないものの、あの痒さはたまりませんね。

 いっそ、足首から先を切り落としたい! なんて物騒なことを口にする人もいるほどです。

 水虫は民間療法も幾多あります。少々怪しいのも少なくありませんが、中には「これは効いた」と評価を得ているのもあります。

 その1つが古くから活用されている「おろし生姜の足湯」。実は、筆者も一時、夏になるとこれをくり返していました。

 伝承療法に詳しい食養学の阿部一理先生から教えられたものですが、そのおかげか、今ではほとんど悩まされることもなくなっています。

 生姜には強力な殺菌作用や血行促進作用がありますが、それが効を奏しているのかもしれません。

 気分もリフレッシュできるし、就寝前にやるとよく眠れるようにもなります。

 やり方を紹介しましょう。

 まず、中くらいの生姜を2個すり下ろし、ガーゼでエキスを絞り出します。面倒なら、生姜は皮ごとすってもかまいません。

 さて、足湯は足湯ですが、ここからがちょっと一工夫です。

 新品の長靴を用意し、左右それぞれの靴の中にすり下ろした生姜エキスを半分ずつ入れます。次に、水で適温に調節したお湯を足首の上くらいまでくるように長靴に注ぎ入れます。

 後はこの長靴に素足をつけるだけです。適温は42℃。ぬるくなったら差し湯をして調節します。

 このとき、火傷をしないよう、いったん長靴から足を出してから、熱湯を加えるようにしましょう。

 この「おろし生姜足湯」を1日に1回、10分〜15分行ってください。

 この方法なら、テレビを見たり新聞を読みながら、極端なことを言えば食事をしながらでもできます。

 また、お湯がこぼれないように注意すれば、家の中なら歩いてトイレに行ったりすることも可能です。

 1週間も続ければ、足のかゆみもかなりよくなってくるでしょう。

 もちろん、絶対はありませんが、高い薬を買ったり、病院に行く前に試してみる価値は十分あります。

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2018年05月25日

【243】夏のゴルフは「アイゼンハワールール」を

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 夏のゴルフは危険がいっぱい。特に、ふだんから血圧や血糖値に問題を抱えている中高年の方は要注意です。

「大丈夫。オレは平気」なんて、根拠のない自信を振りかざしながら炎天下のラウンドに出たものの、プレー中に倒れる事故が少なくないのです

 中でも多いのが脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などの循環器系疾患に突然襲われるパターン。スイングをした直後に意識を失ったり、歩行中に気分が悪くなり、病院に運ばれたりする例が後を絶ちません。そのまま死にいたる場合も多くあります。

 高血圧などの生活習慣病で動脈硬化が進んでいると、ボールを打つ前後の心拍数と血圧の急激な上下動が引き金となって、心臓の冠動脈に血栓(血の塊)が詰まってしまう危険性が高いのです。

 そういえば、今は亡きコント55号の二郎さんが脳梗塞で倒れたのも、ゴルフ中のことでした。

 一番の対策は、夏場のゴルフは控えることですが、どうしてもという場合は、できるだけスコアや勝ち負けにこだわらないようにすることです。

 ミスを取り返したい、ここで決めれば・・・といった緊張感が心拍の急上昇を招き、心臓に過度な負担をかけるからです。

 ゴルフ好きの方なら「アイゼンハワー・ルール」という言葉を耳にしたことがあるかも知れません。

 これはアメリカ合衆国の第34代大統領だったアイゼンハワーが行なっていたプライベートルールです。

 アイゼンハワーは無類のゴルフ好きでしたが、同時に重い心臓病も抱えていました。ゴルフはやりたい、でも体が心配。そこで彼の主治医が考えたのがパットをしないゴルフ。「グリーンに乗ったら自動的に2パットと見なす」というものです。

 ゴルフは1つ1つのプレーに神経を集中させなくてはならないスポーツですが、中でもパットを打つときの緊張感は、血管に最も大きなストレスをかけます。

 行け! 入れ! 入るか? どうだぁぁぁぁ・・・プツン! というわけです。

 剛胆な性格で鳴るアイゼンハワーも、さすがに命は惜しいようで、素直にこのルールを受け入れました。おかげで末永くゴルフを楽しむことができたと言います。

  みなさんも、仲間内の気のおけないゴルフなら、ぜひこのアイゼンハワールールを採り入れてみてはいかがでしょうか。

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2018年05月18日

【242】シソジュースで酷暑を乗り切れ!

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 確か、まだ5月ですよね。なのにこの梅雨のような蒸し暑さ。風薫る5月は、どこへ行ってしまったんでしょうか。

 このぶんでいくと、今年の夏はかなり酷暑の予感。熱中症、食中毒、夏バテに革命的警戒心を持って対したいものです。

 そこで、酷暑対策にぜひおすすめしたいのがシソとお酢で作るシソジュースです。

 まずシソのパワーから。ニンニクもいいけど、あれは臭い。その点、シソは香りも爽やかだし、まわりにも迷惑をかけない。しかも、ニンニクに負けず劣らず頼りになります。

  中国ではシソは薬餌をかねた重要な漢方薬として、古くから殺菌・抗菌、防腐、咳や痰止め、発汗、健胃、整腸、食欲増進、不眠解消などに幅広く活用されてきました。

 また、近年の研究で、抗酸化作用のあるロズマリン酸(ポリフェノールの1種)、整腸作用のあるメラノイジンなどが主な有効成分として認められています。

 夏場ならではのシソのパワーとしては、主に次のような健康効果が期待できます。

【不眠の改善】
 シソは漢方では主に理気剤(気や血の巡りをよくする)として使われます。これによって精神状態が落ち着き、自然に安眠がもたらされます。また、冷房などで冷えた体を温める作用もあるので、冷えからくる不眠にも有効です。

【胃腸の調子を整える】
 夏は冷たい物のとりすぎや冷房などで胃腸の働きが低下し、夏バテを招きがちです。シソの健胃・整腸作用がそれを防いでくれます。

【食中毒予防も】
 日ごろからシソを摂取することで、優れた殺菌・抗菌作用が食中毒の予防にも役立ってくれます。
 コンビを組むお酢が、これまた夏の健康対策にはピッタリ。お酢に含まれている有機酸が体内でエネルギーを生産するTCA回路(クエン酸回路)の働きを応援。これが夏バテ防止に役立ってくれるでしょう。

《シソジュースの作り方》
(1)シソ50g(青ジソでも赤ジソでも可)を水でよく洗い、キッチンペーパーで水気を取ってから千切りにします。
(2)保存容器にシソを入れ、黒酢500mlを注ぎ入れて蓋をします。
(3)そのまま冷蔵庫で1〜2時間おけば完成です。
 冷蔵庫で保存しながら、1日大サジ2杯ぶんを飲みやすい程度に水で薄めて飲みます。氷やハチミツを加えると、より美味しくいただけます。

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2018年05月11日

【241】食中毒シーズン到来。鶏肉の扱いにも要注意!

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「男子、厨房に入るべからず」。昔はそんなことを言われたものですが、昨今は積極的に厨房に入って料理の腕を振るう男性が増えてきました。

 連れ合いが病気で、先立たれてなど、やむなくという動機もあるでしょうが、純粋に料理が面白くてという人も多いようです。

 かく言う筆者も、そのひとり。数年前にカミさんが股関節の手術で入院。やむなく始めた自炊が意外に面白く、退院後もときどき厨房に立つようになったのです。

 おかげさまで、いささか腕のほうは上がったように思いますが、先日、カミさんから意外なダメ出しをくらいました。

 得意の『とり肉のガッツリ煮』の下拵えをしていたときのことです。

 突然、背後で「ピーッ、ピピピ!」と、カミさんの声。振り向くと、冷蔵庫からイエローカードならぬイエローパプリカを取りだして、私に突き出します。

「とり肉を触った手で野菜に触ったらダメ!」

 そうでした、そうでした。調理中の生肉の扱いで注意しなくてはならないのは豚肉だけかと思っていたら、とり肉も同じくらいヤバイことを取材先で教えられ、カミさんにも話したことを思い出しました。

 カンピロバクターという細菌があり、感染すると下痢や腹痛、発熱、吐き気など食中毒特有の症状が出ます。幼児や高齢者など、抵抗力が弱い人では重症化するケースも見られます。

 また、ギラン・バレー症候群と言って、手足や顔面神経のマヒ、呼吸困難などを起こす難病を引き起こす危険性も指摘されています。

 ナマのとり肉は、感染力も強いこのカンピロバクターに汚染されていることが多いのです。

 カンピロバクターは熱や乾燥に弱いため、加熱すれば大丈夫ですが、落とし穴は調理中。買ってきたとり肉を包装から取り出したり、切ったりもんだりした手で、うっかり野菜など他の食材やまな板、食器などを触ると、そこに菌は移動。結果、二次感染が発生するリスクが高くなるのです。

 とり肉料理を作る場合、豚肉同様、加熱処理に加えて、次のような心構えも大切です。

●生肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う。
●生肉を扱う作業は、できるだけ最後のほうにもってくる。
●生肉を取り扱った後は、十分に手を洗ってから他の食品を取り扱う。
●生肉に触れた調理器具などは使用後洗浄・殺菌を行う。

 間もなく本格的な食中毒シーズン突入。男も女も、料理する人は味だけでなく、衛生管理の腕を磨くことも大切です。

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2018年05月04日

【240】ヘソでお茶ならぬ活力をわかす!

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 ヘソをさすると健康になる・・・。なんて言うと、さっそく「ヘソで茶をわかす」なんて半畳を突っ込まれそうですが、実はこれ、意外にまじめな話なんです。

 といっても、直接ヘソをさするわけではありません。正確には、ヘソを中心に、その周囲をさする。つまり、おなかさすりです。

 実は、おなかには自律神経が集中しています。自律神経は、意志とは関係なく血流や内臓などの働きをコントロールしている自動制御装置。活動時に働く交感神経と、急速時に働く副交感神経とで構成され、両者が適度にバランスを取り合うことで、私たちの健康は保たれています。

 ところが、ストレスなどで、このバランスが崩れると、さまざまな形で体調不良が起きてくるのです。

 ヘソさすりは、その崩れた自律神経を整えるのに大きな効果があるのだそうです。

 その仕組みを簡単に言うと・・・。

 自律神経が正常に働かなくなると、腸の機能が低下して消化・吸収がスムーズに行われなくなります。それが便秘や下痢だけでなく、免疫力をも低下させ、体にさまざまな不調を招く引き金になるのです。

 ヘソさすりでおなかを優しくマッサージしていると、腸のぜん動運動が促進され、腸の機能も回復。ガスや便の流れはもちろん、滞りがちになっていた血液やリンパの循環もよくなります。その結果、自律神経のバランスが再び整えられていくというわけです。

 ヘソさすりによって改善が期待できるのは、便秘や過敏性大腸炎などの消化器系のトラブルのほか、頻尿や尿漏れ、不眠、冷え。手足の冷えやしびれ、痛み、ひざ痛や股関節痛、肩こりや首コリ、めまいや耳鳴りなどと、実に多彩。それだけ自律神経の不調は健康にとって影響大ということなのでしょう。

 特に検査しても悪いところが見つからないといった原因不明の症状で悩んでいる方は、一度、このヘソさすりを試してみてはいかがでしょうか。

<ヘソさすりのやり方>

(1)大腸エリア
 盲腸のあたりに手のひらを置き、おヘソを中心に時計回りに円を描くように、ゆっくりおなかをさする。

(2)小腸エリア
 おヘソの右下に手のひらを置き、おヘソを中心に時計回りに円を描くように、ゆっくりおなかをさする。

(3)太陽神経叢(交感神経の結節部)エリア
 みずおち(胸の下中央の凹んだ部分)の右下に手のひらを置き、この場合はおヘソではなく、みずおちを中心に時計回りに円を描くようにゆっくりさする。

  (1)〜(3)の順に、いずれも1周5秒程度で4〜5分くり返します。これを1セットとして、1日1セット以上行います。時間がない場合は(3)のみでも可。

服の上からさすってもかまいません。
あお向けに寝て行うのが理想。無理な場合にはイスに座り、背もたれに体を預けながら、できるだけあお向けに近い状態で行いましょう。
就寝時に行うと寝付きがよくなります。
強くさすったり、押したり、もんだりしないこと。

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