2018年06月29日

【248】ストレスから脳を守る「頭皮マッサージ」

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 先日、NHKの『アサイチ』で形成外科の先生が「頭をもんでもハゲは防げない」というようなことを言ったら、美容業界からハンパない抗議がきたそうです。

 まあ、無理もありません。停滞気味の美容業界にとって、ヘッドスパは貴重な収入源なのでしょうから。

「育毛剤をつけた後は頭皮をよくもむ」のはハゲ対策には絶対不可欠の儀式。そう思っていたお父さん方にとっても、この話は少々ショックだったのではないでしょうか。

 ただ、先生の発言の本意は、頭をもむことが抜け毛に有効であることにしっかりしたエビデンス(科学的な根拠)はない。つまりは、効くかもしれないし、効かないかもしれないという、健康法にはよくある話で、決して頭から否定しているわけではないのです。

 実際、頭皮の血行をよくすることが健康に役立つとして、頭をもむことを奨励している医者は少なくありません。

 たとえば、脳外科の横倉恒夫先生(横倉クリニック院長)は「脳を癒してストレスをやわらげるには頭皮マッサージが有効」として、患者さんにもすすめているそうです。

 私たちがストレスを受けると、その情報は大脳新皮質に入り、そして大脳辺縁系を経て、最後に間脳という場所に伝わります。

 ストレスは大小より、むしろ量が問題です。現代のように膨大な量の情報が間断なく脳に入ってくると、このプログラムはオーバーワークになり、処理に余裕がなくなってきます。

 この状態がつづけば、間脳にある自律神経などの働きも悪くなり、心身にさまざまな弊害(病気や症状)を生み出すのです。

 脳に最も近く、しかも筋肉を介さない皮膚である頭皮には、その影響が血流停滞という形でダイレクトに現れるといいます。

 実際、心や体に不調を訴えている人は頭皮がカチカチに硬くなって、まるで頭蓋骨に張り付いているようになっているそうです。

 逆に言えば、頭をもんで頭皮の血流をよくすれば、ストレスで疲れた脳も元気になるというわけです。

 頭皮マッサージは、自分の頭をスイカに見立ててやるのがコツです。

 まず、首から頭頂部に向かって、スイカのような緑の筋が放射線状に走っているとイメージしましょう。

 その筋に沿って、後頭部の下から頭頂部に向かって、指先を少しずつ移動させながら、頭皮を軽くマッサージしていきます。

 指先が頭頂部に到達したら、最後に頭頂部にたまった疲労物質を抜くような感じで、スッと指を離します。

 側頭部や前頭部も同じ要領で行ってください。 

posted by sankiyou at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康法の舞台裏
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