2018年06月22日

【247】便やオナラのにおいは、腸内戦争の実況中継

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 今回は久々にシモネタ。といっても、どちらかというとシモも後ろ、大便やオナラのお話です。

 ウンコやオナラは臭いものと思っているでしょうが、実は、同じ臭いにも等級(?)があります。

 オナラなら、ブッと鳴ったとたん、俗に鼻がひん曲がるような臭いが部屋中に広がり、しかもなかなか消えない強烈タイプもあれば、音はすれどもにおいはしないか、あってもたおやかにして、あまり気にならないタイプもあります。

 大便も同様で、トイレで用を足した後でも、すぐに次の人が入れるくらいのものもあれば、10分も20分も待たなければとても入れない臭いを放つのもあります。・・・。

 また、同じ人でも時によってにおいが違ったりもします。

 何故、こうした違いが出てくるのか。実は、ウンコやオナラのにおいは、大腸内で繰り広げられている“ある戦い”の実況中継でもあるのです。

 私たちの大腸内には、常に100兆個もの腸内細菌が棲息しています。腸内細菌は、乳酸菌や酵母菌など体に良い影響を与える善玉菌と、ウェルシュ菌や大腸菌など体に悪さをする悪玉菌、そしてどっちつかずの日和見菌の3つに大別されます。

 腸内では、善玉菌と悪玉菌とによる勢力争いが24時間休みなくつづいており、日和見菌は優勢になったほうにつき、その勢いを加速させます。

 腸内環境が善玉菌優勢の状態であれば、代謝活動や免疫力も高まり、体は健康な状態に保たれます。逆に悪玉菌が優勢だと、体はさまざまな病気が起こりやすい不健康な状態に陥ります。

 善玉菌は食べ物を発酵させますから、そのオナラや便は漬け物やパンを作るときに出るような、むしろ香ばしいようなにおいになります。

 一方、悪玉菌は食べ物を腐敗させますから、便やオナラも鼻をつく腐敗臭です。

 つまり、便やオナラのにおいは、腸内戦争が善玉菌優性か悪玉菌優性かを知らせる大切なサインになるのです。

 大便やオナラは臭いものなどと、澄ましてばかりもいられないことが、これでお分かりいただけたと思います。

 では、腸内環境を常に善玉菌優勢に維持するには、どうすればいいか。まず、生活面では次のようなことを心がけましょう。

●便秘を早めに解消する。
●肉食中心の食生活を改め、野菜などの食物繊維を積極的に摂る。
●おなかを冷やさない。
●疲労やストレスをためない。

 その上で、腸内の善玉菌を応援すべく、体外から乳酸菌やその生産物質を補給するのも大切です。
 一般に、健康な良い腸内環境を維持するには1日1兆個の乳酸菌を摂取する必要があると言われています。

 ヨーグルトなどの発酵食品だけでは間に合わなければ、サプリメントを活用するのも一手。その場合は乳酸菌の含有量をチェックし、できるだけ大量に含まれているものを選びたいものです。

posted by sankiyou at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康法の舞台裏
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