2018年05月25日

【243】夏のゴルフは「アイゼンハワールール」を

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 夏のゴルフは危険がいっぱい。特に、ふだんから血圧や血糖値に問題を抱えている中高年の方は要注意です。

「大丈夫。オレは平気」なんて、根拠のない自信を振りかざしながら炎天下のラウンドに出たものの、プレー中に倒れる事故が少なくないのです

 中でも多いのが脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などの循環器系疾患に突然襲われるパターン。スイングをした直後に意識を失ったり、歩行中に気分が悪くなり、病院に運ばれたりする例が後を絶ちません。そのまま死にいたる場合も多くあります。

 高血圧などの生活習慣病で動脈硬化が進んでいると、ボールを打つ前後の心拍数と血圧の急激な上下動が引き金となって、心臓の冠動脈に血栓(血の塊)が詰まってしまう危険性が高いのです。

 そういえば、今は亡きコント55号の二郎さんが脳梗塞で倒れたのも、ゴルフ中のことでした。

 一番の対策は、夏場のゴルフは控えることですが、どうしてもという場合は、できるだけスコアや勝ち負けにこだわらないようにすることです。

 ミスを取り返したい、ここで決めれば・・・といった緊張感が心拍の急上昇を招き、心臓に過度な負担をかけるからです。

 ゴルフ好きの方なら「アイゼンハワー・ルール」という言葉を耳にしたことがあるかも知れません。

 これはアメリカ合衆国の第34代大統領だったアイゼンハワーが行なっていたプライベートルールです。

 アイゼンハワーは無類のゴルフ好きでしたが、同時に重い心臓病も抱えていました。ゴルフはやりたい、でも体が心配。そこで彼の主治医が考えたのがパットをしないゴルフ。「グリーンに乗ったら自動的に2パットと見なす」というものです。

 ゴルフは1つ1つのプレーに神経を集中させなくてはならないスポーツですが、中でもパットを打つときの緊張感は、血管に最も大きなストレスをかけます。

 行け! 入れ! 入るか? どうだぁぁぁぁ・・・プツン! というわけです。

 剛胆な性格で鳴るアイゼンハワーも、さすがに命は惜しいようで、素直にこのルールを受け入れました。おかげで末永くゴルフを楽しむことができたと言います。

  みなさんも、仲間内の気のおけないゴルフなら、ぜひこのアイゼンハワールールを採り入れてみてはいかがでしょうか。

posted by sankiyou at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康法の舞台裏
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