2018年01月05日

【223】ほんまかいな? 巷で評判のオモシロ男性力向上法

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 明けまして、おめでとうございます。今年も「元気で長生き」をめざし、みなさまに役立つ(と思われる)健康ネタの紹介に鋭意努めますので、お引き立てのほど、よろしくお願いします。

 さて、コラム初めは「男のアッチの元気」とまいります。

 新年早々シモネタで恐縮ですが、かの貝原益軒先生も「1年の計は夫婦の元気、すなわち夜の生活から始まる」と言ったとか言わなかったとか。

 といっても、お目出度いときに堅苦しい話は抜きというもの。ちょっと笑える、柔らかいネタを探しました。

 以前、当コラムで「玉玉ポロリン」の話をしましたね。ブリーフの前開きから男の大事なものを、玉玉も含めてそっくり出す。その状態でズボンをはき、生活する。

 ・・・想像しただけでも笑ってしまいますが、一応、金冷法に加え、陰嚢の付け根を常に刺激しつづけることが性欲中枢の活性につながるとの理屈もあり、実践している人は効果も感じているようです。

 こんな「ほんまかいな?」という男性力向上法が巷にはけっこうあるものです。その中から、今回は2題ご紹介しましょう。

 まずは「ムスコを元気にしたいのなら、自転車を漕ぎなさい」というお話。これはバイコロビクスという健康法の一環で、何でも、自転車に乗ってペダルを漕ぐと血液の循環量が急速に増加。もちろん、陰茎の血量も増えてムスコがビンビンしてくるということのようです。

 自転車を漕ぐ時間は1回15〜30分。回数は1週間に3〜4回。心拍数がやや上がるくらいが目安だとか。

 次は、「手の指を引っぱると勃起力が増す」というお話。ちなみに「ムスコを引っぱると」ではありませんので、念のため。

 手の指と言っても、どの指でもいいわけではなく、引っぱるのは薬指、それも左手の薬指がより効果的なのだそうです。

 東洋医学的には、薬指の両側にはホルモンの分泌や自律神経の働きをつかさどる三焦経系(さんしょうけい)という経絡が通っており、この部分を刺激すると血流や性ホルモンの分泌が活発になるばかりか、勃起中枢の活動も高まると考えられているのです。

 タレントの北野誠さんなどは、これで数年ぶりの朝立ちをゲット。あまりのうれしさにテレビでも自信たっぷりに推奨していました。

 どちらも、それなりの根拠はあるようです。馬には乗ってみよ、人には添うてみよ。何ごとも、実際にやってみなければ分かりません。まして、タダだし、危険なこともナシ。ダメ元で試してみる価値はあるんじゃないでしょうか。

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2018年01月12日

【224】歯をちゃんと磨かないと認知症になる!?

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「口の虎は身を破る」なんてことわざがあります。

 余計なことを言うと身を誤りますよということですが、実は口が危険なのはおしゃべりだけではありません。口の中そのものにも身を誤る危険が潜んでいます。

 それも、こちらのほうは体自体、つまり健康を誤らせてしまいかねないので、より厄介です。

 口の内に巣くうの虎の正体は、歯周病。歯垢(プラーク)の中の細菌によって歯肉に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしていく病気です。 

 最近の研究では、歯周病は歯を失うだけにとどまらず、全身の病気にかかわることが明らかになってきており、歯周病対策が一層強く叫ばれています。

 歯周病を引き起こす歯周病菌はグラム陰性菌といって、強い毒素を持っている上に酸素がなくても生きられる、非常にタチが悪い細菌です。この歯周病菌が歯や歯茎を破壊するだけでなく、血流に乗って体内に侵入。最近話題の誤炎性肺炎や、心内膜炎、関節リウマチなどのリスクになることが判明しているほか、心筋梗塞や食道ガンなど重大な病気との関係も疑われています。

 そんな中、新たに「歯周病菌がアルツハイマー病を進行させる」ことが国立長寿医療研究センターや名古屋市立大学などの研究グループによって解明され、またまた注目を集めているのです。

 認知症の約6割を占めるとされるアルツハイマー病は、アミロイドβと呼ぶタンパク質のゴミが脳神経細胞にたまることが原因と考えられています。

 マウスを使った実験では、歯周病菌に感染したマウスは、感染していないマウスに比べてアミロイドβの量が5週間で1.4倍に増加。同時に行われた記憶能力テストでも、認知機能が明らかに低下していたそうです。

 理由としては、歯周病菌を攻撃するために免疫細胞が出すタンパク質(サイトカイン)が増えるためと考えられています。

「歯がなくてもインプラントがあるさ」などと、高をくくっている場合ではありません。歯周病予防でもっとも大切なのは、歯周病菌発生の元になる歯垢の除去。つまり、毎日のブラッシングです。

「歯磨きくらい毎日やってらあ」と胸を張る人も多いでしょうが、本当に大丈夫ですか? ただ漫然と歯をゴシゴシやっているだけではありませんか? だとすると、かえって歯茎を傷めたりして、歯周病菌を喜ばせているかもしれませんよ。

 念のため、改めて効果的なブラッシングのやり方を紹介しておきましょう。

●歯ブラシは、やや硬めのものを選ぶ。 
●歯ブラシの毛先を歯の面に対し直角に当て、軽く動かす。
●歯の表面に歯ブラシをタテに当て、タテ方向にブラッシングする。
●奥歯の側面は歯ブラシの先端部を直角に当て、軽く動かす。
●前歯の側面は歯ブラシの脇を当てて、軽く動かす。
●歯の裏側は、歯ブラシの柄に近い部分を当て、軽く動かす。
●歯と歯の間は歯間ブラシやデンタルフロスを使う。

 要するに、歯の表面を磨いてピカピカにすることより、歯と歯、歯と歯茎の間に残った食べかすをこそぎ取ることがブラッシングの目的なのです。

 なお、磨き残した歯垢が固まって石化したのを歯石といい、これはブラッシングでは取れません。そこで、半年に1回くらい歯医者さんで歯石を取ってもらえば、歯周病対策はほぼ完璧です。

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2018年01月19日

【225】やっぱり脳に良いDHA

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 最近、どうももの忘れがひどくて。年をとってきた親の認知症が心配・・・。そんな中年諸氏に、ぜひ注目していただきたいトピックがあります。それは、あのDHAの力が改めて見直されていることです。

 DHAとはドコサヘキサエン酸。脂肪酸の1種で、魚にたくさん含まれています。

 ひと頃は血流をよくしたり、頭をよくする健康物質として注目を集めましたが、ここ10年ほどは続々と登場する新しい健康食品の陰に隠れ、あまり話題にものぼらない状態でした。

 それがこのほど、島根大学医学部の橋本道男・准教授らの臨床研究によって、認知症やもの忘れの予防・改善に優れた効果のあることが判明。改めて、健脳食として評価が上昇しているのです。

 この研究は、認知症と診断されていない65歳以上の高齢者108名を2群に分け、一方の群はDHA入りのソーセージを、もう一方の群には通常のソーセージを毎日摂取。二重盲検法によって半年毎、2回にわたり記憶力や運動構築能力の変化を解析する形で行われました。

 ちなみに二重盲検法とは、実施している薬や治療法などの性質を医師(観察者)にも被験者にも知らせずに行なうもので、最も信頼できる臨床試験法とされています   。

 結果は明らかでした。DHA入りソーセージを食べていた人たちの記憶力や運動構築能力は大きく改善。一方、通常のソーセージを食べていた人たちは逆に低下したのです。

 被験者が100名を超えるのは、この種の研究では国内初の大規模なもの。その意味でも今回の結果は信頼性が高く、注目が集まっています。

 DHAは青魚からとるのが一番ですが、その場合は以下の点に注意すると、より効率的です。

●さば、いわし、ぶり、マグロなど背中が青みがかった魚に多く含まれている。

●同じ青魚でも部位によって含有量が異なる。たとえばマグロなら赤身よりトロのほうが30倍近く多い。

●調理するときは、できるだけ脂を減らさないようにする。

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2018年01月26日

【226】健康長寿にセックスは不可欠

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 年を取ってくると、セックスに興味を持つことに何となく後ろめたさを感じる人が多いようですが、そんなことではいけません。

 いくつになろうと、セックスが好き、セックスができるということは、むしろ自慢すべきこと。健康長寿のためにも、男性も女性ももっと堂々と、積極的にセックスに興味を持ち、実践にも励みたいものです。

 お断りしておきますが、決して面白半分にけしかけているわけではありませんよ。実は、セックスが体の老化、機能低下を抑制するというのは、すでに定説になっているのです。

 たとえば、ストレスとの関係です。体に強いストレスが加わると、ストレスホルモンが生成されて免疫の働きが低下してしまいます。

 免疫は、細菌やウイルスなど病原体を駆逐する大切な生体防御システム。この働きが衰えると、さまざまな感染症にかかりやすくなり、ガンなど重篤な病気の要因にもなります。

 ところが、セックスをすると、脳の中に快感物質とも幸せのホルモンとも呼ばれるβエンドルフィンが放出され、これがストレスホルモンをどんどん飲み込んで、その作用を消してくれるのです。

 セックスしているときは、快感が突き抜けますよね。終わった後も、けだるい満足感に浸ります。この状態こそ、βエンドルフィンが続々と生まれている証拠です。

 この生理現象は、老化防止にもつながります。

 セックスによってβエンドルフィンが出ると、同時にドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質も放出されます。

 ドーパミンは興奮の神経で、やる気を起こして老化を防ぎます。ただ、ドーパミンが多すぎるのも行動に歯止めが利かなくなったりしてよくありませんが、そこはうまくしたもので、一緒に出るセロトニンが過剰なドーパミンを抑制して、程よいバランスを保ってくれるのです。

 また、セックスをやり遂げたという満足感や自信は、実質性臓器を活性化させるとも言われています。

 実質性臓器とは、私たちの体の中にある臓器のうち、中身が詰まっている臓器のこと。脳や肝臓、腎臓、膵臓、睾丸、卵巣などがこれにあたります。

 ちなみに、心臓や血管、膀胱などは、中が管のような空洞を持っているので管腔臓器(かんくうぞうき)といいます。

 実質性臓器が活性化すると、ホルモンの分泌や働きも活発になるので、全身が活性化して体調も上がり、老化の進行にブレーキをかけるようになるのです。

 セックスがいかに健康に供するか、おわかりいただけたでしょうか。このコラムのタイトルでもある「元気で長生き」を実現するには、セックスは必要不可欠。いくつになってもセックスが楽しめるよう、その能力を高める努力をしたいものです。

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