2017年06月02日

【192】濃い顔はワキガがでやすい?

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 つい先日、パチンコ屋にて。いやあ、大変な目に会いました。新しく隣にすわったオバハンのワキガがくさいの何のって。たとえて言えば、腐った玉ねぎに粉チーズをまぶして納豆にトッピングしたような臭い。たまったもんではありません。

 間の悪いことに、こちらは大当たり中。しかも、確率変動と言って、低確率で次回のあたりが保証された、いわば「持ってけドロボー」状態。やめれば、現金をどぶに捨てるようなものです。

 優しい性格? の記者は、さりげなく顔をそむけたり、手で鼻をおおったりして打ちつづけますが、ワキガ攻撃は容赦してくれません。

 それでも欲には勝てず、「早く諦めて席を変えろ!」と心の中で念じながら、ひたすらガマン。ところが、あろうことか、そんなオバハンに大当たり。しかも確率変動。神も仏もないものかと思いましたね。

 しかたなく、近くのドラッグストアでマスクを勝ってきました。結局、連チャンは1回で終了してしまいましたが、ああ、これで臭いの拷問から解放されると、むしろホッとしたものです。

 ワキガは、腋の下のアポクリン腺から分泌される汗に雑菌が混じって分解されるときに発生します。

 ワキガのある人も、自分では臭いに気がつかないことも多く、ために前記のオバハンのような迷惑をまわりにかけまくることが少なくありません。

 あなたはいかがですか? 心配な場合は、一度ご家族か、気の許せる友だちに訊いてみましょう。

 ちなみに、顔の濃い人、毛深い人はワキガがある傾向が強いとか。汗をかきやすく、また皮膚上にたまりやすいんですね。

 また、親がワキガの人も要注意。優性遺伝のため、80%が遺伝すると言われています。

 ワキガ対策は、病院(皮膚科)で治療を受けるのが一番の近道。最近は、かなり効果的な治療法もできています。

 ふだんの心構えとしては、以下のようなことが上げられます。

●脇毛を剃る。
●特に夏場は、臭いの元になるタンパク質や脂質の摂取を減らし、野菜を多く摂る。
●脇をこまめに洗う。
●制汗消臭剤を活用する。

  前回紹介した「ミョウバン脱臭法」も試してみる価値があります。


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2017年06月09日

【193】高血圧や動脈硬化の方はご用心! 夏にも多い脳梗塞

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 脳梗塞というと、寒い冬場の専売特許と思われている人が多いようですが、さにあらず。脳神経外科医の眞田祥一先生(眞田クリニック院長)によれば、7月、8月の暑い時期でも、脳梗塞で倒れる人の数は冬場と変わらないのだそうです。

 この事実は、眞田先生自ら、過去15年間にさかのぼって、脳梗塞を発症した患者さんと、気象庁発表によるお天気データとの相関関係を比較検証した結果からも明らかになっています。

 特に高血圧や動脈硬化気味の人は、暑い時期だからといって、決して安心はできません。

 では、なぜ、夏にも脳梗塞が多いのでしょうか。

「主な要因は脱水と気温の変化です」と、眞田先生は言います。

 まず、脱水。暑さで汗を大量にかくと血液は水分が失われてドロドロになり、血圧が乱高下。それによって生じた血管壁の傷にかさぶた(血塊)ができます。その部分に、さらに脱水ストレスが加わると、血塊が壊れ、そのかけらが血管を詰まらせるのです。

 また、気温の変化も、血管には大きなストレスになります。特に天気の良い日は、日中は30〜35度あった気温が、夜には10〜15度くらい、一気に下がることがあります。また、暑い外から冷房がガンガンきいた屋内に入ることも多くなります。

 これは冬場の入浴と同じで、血管は急速に収縮。以前にも紹介したヒートショック(気温変化による血圧の乱高下)が生じ、脳梗塞がおきやすくなるのです。

 夏場の脳梗塞から身を守る一番の対策は「こまめに水分を補給すること」。それによって血液の脱水状態を防ぐことができます。

 とりわけ、戸外に出る前、ゴルフやテニス、ジョギングなどの運動中、冷房のきいた部屋屋内に入るときには、のどが渇いてなくても水分を補給するようにしたいものです。

  また、就寝中は脱水が進みがちなので、寝る前にコップ1杯の水を飲むのも大切です。


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2017年06月16日

【194】リバウンドのリスクが少ない「後食べダイエット」

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 ダイエットに関心のある方、メタボ解消を迫られている方にクイズです。

 食事療法によるダイエットといえば、低糖質食、低脂肪食、地中海食などが知られています。このうち、もっともリバウンドしやすい方法は、どれでしょうか。

 ちなみに、低糖質食は、ごはんやパンなど、体内でブドウ糖になって肥満の元凶になる糖質の摂取を減らす方法。食事の全体量は減らさなくても良いので、肉や卵などで満腹感は得られます。

 低脂肪食は、これもカロリーの塊である脂肪を控える方法です。

 地中海食は、糖質や脂肪の少ない野菜・豆類・果物・シリアルと、血液サラサラ効果のあるオレイン酸を多く含むオリーブオイルを主体にする方法です。

 中でも、このところ注目著しいのが低糖質食。以前から糖尿病治療に有効として知られていましたが、例のライザップの登場で一般向けのダイエット法としても一躍ブレイクしたようです。

 さて、クイズの答えですが、カンのいい人は、ここまでの文脈の流れから、すでにお気づきかと思います。はい、低糖質食です。

 もっとも、これは「臨床栄養実践協会の調査によれば」という但し書きつきではありますが。

 同調査では、低糖質、低脂肪、地中海食を2年間継続摂取してもらったところ、もっとも減量効果のあったのが、やはり低糖質食でした。しかし、4年後の追跡調査で、もっともリバウンドが多かったのも低糖質食群の人たちだったそうです。

 同協会理事長の足立香代子先生は「結局、低糖質の食事は満足感が少ないので、長くは続けられないのでは?」と分析しています。

 低糖質食は肉や魚はOKなので、満腹感は得られるでしょう。でも「満腹感」と「満足感」とは微妙にちがうんですね。後者は精神的な要素も絡んでくるのです。

 もちろん、ダイエット成功後もきちんとセルフコントロールできればいいのですが、「やっぱり日本人は米のメシ!」なんですかね。

 そこで、足立先生がすすめているのが「後食べ」といって、おかずを3分の2食べてから主食を食べる食事法です。

 おかずの成分であるタンパク質や脂質、食物繊維などは、主食の糖質に比べて消化に時間がかかります。ですから、これらを先に食べておけば、後から糖質を食べても食後血糖値が急上昇せず、インスリンの分泌が抑えられます。

 その結果、血糖値の下がり方もゆっくりになるので、満腹感、満足感も得られ、食事の量も自然に減っていくというわけです。

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2017年06月23日

【195】焼き肉やバーベキューに潜むO-157の危険

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 梅雨時は食中毒に要注意です。筆者はこの時期になると、嫌なことを思い出します。

 カミさんと大げんかし、自他共に認めるおしゃべり夫婦が、何と丸2日も口をきかなかったのです。

 7、8年前のちょうど今頃。夏に向けてスタミナをと、2人で焼き肉屋に行ったときのことです。運ばれてきたカルビとロースを筆者が箸で焼き網に乗せようとしたとたん、「そんなことしちゃダメ」と、カミさんが鬼の形相。 「その箸で焼けた肉を食べるんでしょ? 食中毒になるわよ」

 それだけならよかったんですが、一言付け足したのがまずかった。

「健康ライターなのに、そんなことも知らないの? 」

 カチンときましたね。カミさんは冗談のつもりでも、その勝ち誇ったような顔に私のあるかなしかのプライドがいたく傷ついてしまったのです。

「どうってこたないよ、これくらい。だいたい、おまえさんは口うるさすぎるよ」と、日ごろの恨みをこめて返したら、今度はあちらがカチンときちゃった。

 あとはお約束の売り言葉に買い言葉。おぞましい修羅場がはじまったのです。いやはや、まさに赤面の至り。犬も食わない、実につまらないケンカでした。

 それはさておき、やはり生肉を取り分けるのに食べる箸を使ったのは、明らかに筆者の不明。「どうってこたない」ではすまされません。実際、それで食中毒騒ぎも頻発しているのです。

 生肉の表面には、解体する際に細菌に汚染されていることがよくあります。もちろん焼いてしまえば菌は死にますが、問題は箸についる細菌。箸を焼くバカはいないので、こちらの細菌はピンピンしています。その箸を使って焼き肉を口に運べば、かなりの確率で細菌は体内に侵入するわけです。

 細菌にはいろいろありますが、特にこの時期に幅を利かせているのがO-157です。

 O-157は感染力が非常に強く、他の細菌が100万個単位で中毒を起こすところを、100個程度でも感染するとか。箸にちょっと付着しただけでも、十分にその厄介な能力を発揮するのです。

 夏は野外でのバーベキューを楽しむ方も多くなりますが、ここでも話は同じ。生肉にふれるのは、トングかお菜箸。食べる箸とは必ず使い分けるようにしましょう。


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2017年06月30日

【196】独り者は早死にする?

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 医学研究の手法の1つに疫学調査というのがあります。これは、病気の原因と推定される環境因子を設定し,その因子が病気を引起こす可能性を統計学的に調べる研究手法です。

 良い例が喫煙と肺ガンとの関係。タバコを吸う集団と吸わない集団の肺ガン発生率を比較した結果、前者のほうが明らかに発生率が高いことが明らかになったのです。

 医学的には有効な研究ですが、あくまでも確率の問題なので、重要なのはサンプルの数と調査機関。体験者の数が多ければ多いほど、また実施期間が長ければ長いほど、統計的にはより正確になるわけです。

  この点で、さすがと思わされるのはアメリカです。近ごろはやや凋落気味とはいえ、やはり世界一の大国。腐ってもタイというか、とにかく疫学調査の規模が半端じゃない。何十万人を対象に、10年も20年も行うことがふつうにあるのです。

 そんな中に、1つ興味深い調査データがあります。「男性の寿命を短くする因子」を調べたものですが、さて、次のうち、あなたはどれがもっとも早死にリスクを高めると思いますか?

 ガン、心臓病、肥満、独身、タバコ、車の運転、飲酒。

 正解は、何と独身がトップだったのです。ちなみに、2位はタバコ。以下、心臓病、肥満、ガン、車の運転、飲酒とつづきます。

 もちろん、異論もあるでしょう。「女房なんてオンナというより、命を削るカンナ。男の寿命を短くする最たるものだ」なんてね。

 でも、数字は冷厳。統計学的には、独身より妻帯しているほうが、より長く生きられるようなのです。

 タバコやガンはわかるけど、独身であることがどうして? その疑問はごもっとも。最大の理由は食生活、とりわけ野菜不足にあるというのが、もっぱらの見解です。

 最近は料理をたしなむ男性も増えているとはいえ、それでもやっぱり、独身男性は外食中心。家で食べてもコンビニ弁当かカップ麺で、どうしても野菜不足になってしまうのは否めません。

 健康にとって野菜がいかに大切かは、今さら説明するまでもないでしょう。ガンや動脈硬化などの生活習慣病や感染症に野菜の力は不可欠。ある調査では、野菜を毎日食べている人は、ほとんど食べない人より死亡率が20%も低いそうです。

 世の独身男性諸君。長生きしたいのなら、今日からでも結活に励みましょう!

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