2017年05月05日

【188】手軽にできる脳活性法

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 昨今、巷では脳活性法が大流行の様相です。テレビ、雑誌はもちろん、ゲームソフトにも続々登場。けっこう売れているようです。

 これで財をなした、とまではいかなくても、本やテレビ出演などで、ずいぶんお稼ぎになった先生もいるとか。羨ましいかぎりです。

 脳活性法は、当初は認知症予防を目的にしたお年寄りが対象でしたが、最近では広範な年齢層、とりわけ記憶力や集中力を求める学生やビジネスマンの間でもブレイクしつつあります。

 脳活性法の基本は、脳の前頭前野への効果的な刺激がポイントです。

 前頭前野があるのは額のすぐ後で、高等動物ほど広く、人間では30%近くにもなります。

 前頭前野は脳の最高中枢であり、この部分の機能が低下すると記憶力、判断力、推理力、計算力、想像力、集中力、学習力、想像力など、要するに「考える力」のほとんどが衰えていくと言われています。

 だからこそ、トレーニングによってこの“脳のキモ”を活性化させることが大切なのです。

 諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授は、ふだんの生活の中に効果的な脳トレはいっぱいあると言います。

 たとえば食事のキーワードは「ま・ご・わ・や・さ・し・い」。つまり豆類、ごま、ワカメなどの海草類、野菜、魚、シイタケなどのキノコ類、いも類が脳を育てる食品になります。

 睡眠をしっかりとることも大切で、寝ている間に情報を整理し、記憶を定着させるシステムが働きます。

 運動で有効なのはウォーキングやエアロビクス、水泳などの有酸素運動になります。また、人とのコミュニケーションも前頭前野を大いに刺激するとのことです。

「仕事力」など数多くのベストセラーで知られる明治大学文学部の斉藤孝教授は、名文の音読をすすめています。

 良い文章には良いリズムがあり、音読していると自然に正しい呼吸(臍下丹田呼吸)になる。その結果、前頭前野が活性化して集中力が高まるとか。このことは東北大学の川島隆太教授らの研究でも確認されているそうです。

 ちなみに斉藤先生ご推奨の名文は、松尾芭蕉の俳句、夏目漱石『坊っちゃん』、百人一首、落語の『寿限無』などです。


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2017年05月12日

【189】きれいにやせたいなら『ニンジンジュース』

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 食べるのをがまんして、何とかやせたのはいいけれど、肌は荒れるわ、体調は崩すわ、もうガッカリ。これなら、健康リスクはあっても、太ったままの方が良かった・・・。

 ダイエットばやりの昨今、こんな怨嗟の声も多く聞こえてきます。

 こうしたダイエットによる副作用の一番の原因は、栄養の偏りです。闇雲に食べる量を減らしていると、どうしても栄養のバランスがくずれ、特にビタミンやミネラルが不足しがちになります。

 ビタミンやミネラルは体の機能を正常に保ち、老化を抑える大切な栄養素。これらが不足することで、体にさまざまな変調が起きてくるのです。

 そこで、今回は健康的にやせるダイエットの切り札、「池谷式ニンジンジュース」を紹介しましょう。

 考案されたのは、池谷クリニック(東京・あきる野市)の池谷敏郎院長。特に女性の間では、「きれいにやせられた」と、高い評価を集めています。

  まず、池谷式ニンジンジュースの作り方から。

1.材料(1食分)は、ニンジン1本半、芯だけをとったリンゴ1/2個、皮のついたままのレモン1/2個(種は除く)。

2.これらを、それぞれ一口大に切って、ジューサーにかけます。滑らかな液状になったら、コップに入れ、アマニ油大さじ1を加えます。

 アマニ油は亜麻の種から作られる油。体内でEPAというオメガ3脂肪酸に変わり、血管を柔らかくする働きがあります。

 このフレッシュジュースを毎日、朝食がわりに飲み、昼・夜は通常の食事でかまいません。

 池谷式ニンジンジュースのポイントは、1日に必要最低限のビタミンやミネラルが、朝のスタート時にしっかり採れる点です。

 また、豊富な食物繊維が腸内環境を改善。その結果、増えた善玉菌が脂肪細胞の肥大を抑制する短鎖脂肪酸を増やすなどして、ダイエットを後押ししてくれます。

 池谷先生自身も、これで77s(身長は173p)あった体重を62sに。もちろん肌艶も良く、周囲からは「5〜6歳若返った」と、ほめられること頻りだそうです。


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2017年05月19日

【190】イライラや眠気を退散させる「耳ひっぱり」

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 子供のころ、イタズラをすると、親父や学校の先生に耳をひっぱられたものです。あれって、けっこう痛いんだけど、引っぱられた後は、何となく頭がスッキリするような気がします。

 だから、授業中に眠気に襲われたときや試験の前などに、自分で耳を引っぱったりしていたものです。

 まあ授業中の場合は、そのままぐっすり寝てしまうこともありましたが、それはさておき・・・。

 実は、この耳ひっぱり、脳の活性を高め、ストレスや緊張をやわらげる効果があることが医学的にも認められているとのことです。

 いや、笑い話ではありませんよ。欧米では、もう60年以上も前から発達障害や認知症の治療などにも活用されている、立派な脳活性メソッドらしいのです。

 日本でも、最近行われた実験報告があります。大分中央病院の内科医、坂本将俊先生が企業で働く人たちを対象に行ったもので、耳をひっぱると脳波の状態がどうなるかを調べました。

 脳波はδ(デルタ)波、θ(シータ)波、α(アルファ)波、β(ベータ)波、γ(ガンマ)波の5種類があります。δ波は熟睡時に、θ波は浅い眠りの時にあらわれる脳波です。そして、α波は心身ともにリラックスしているときに見られ、逆にβ波は意識が活動したり緊張しているときに、またγ波は強い不安を感じたり興奮しているときに見られます。

 調査の結果、耳ひっぱりを行った後は、リラックス時にあらわれるα波が優勢になり、ストレスや緊張・興奮を示すβ波やγ波が減っていることがわかりました。

 また、耳ひっぱりをしても眠りを誘うδ波やθ波に変化は見られないことから、覚醒レベルも維持されていることも判明しました。

 つまり、耳ひっぱりを行った後の脳は、頭はシャキッと覚醒しながらも、心身はほどよくリラックスしている、いわば理想的な状態ということができるのです。

 精神安定剤は、不安や緊張はやわらげるものの、同時に覚醒レベルも下げてしまい、頭がボーとしたり、気力が落ちたりすることがよくあります。

 その意味では、瞬間の勝負だけなら、耳ひっぱりは薬に勝つと言えるかもしれません。

 ただし、スッキリしたいからといって、繰り返しひっぱったり、あるいは強くひっぱりすぎると内耳を痛めかねないので、そのへんは程々にお願いします。


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2017年05月26日

【191】梅雨時は足の臭いが気になります

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 沖縄は早くも梅雨入りとか。間もなく、本州も南から順次、梅雨入り宣言がされていくでしょう。

 江戸時代の粋人などは、この時期「雨見」などと称して、大川(隅田川)に舟を浮かべ、雨にけむる景色を愛でながら一杯やったり、俳句を詠んだりして楽しんでいたようですが、われわれ俗人となると、なかなかそんなわけにはまいりません。鬱陶しいし、体調も崩しがちだし、とにかく、一日も早く明けてほしいと願うばかりです。

 先日、50代の友人(男性)から、こんな話を聞きました。昨年の梅雨時のことです。

 ドトールでコーヒーを飲んでいると、近くの席の客が1人立ち、2人立ち、ある人はそのまま店を出たり、ある人は離れた席に移動したりしていきます。そうこうするうち、友人の周囲2mくらいがエアポケットのように無人の空間に。

「妙だなとは思ったけど、そのときはたまたまだろうと。でも、帰宅してリビングに落ち着いたとたん、カミさんから“足が臭い!”と詰られて、はじめて気がついたよ」

 とたんに、顔から火が噴いたそうです。

 自分が発している臭いは、本人はわからないことが多いんですね。もって他山の石とすべしです。

 足臭の原因は汗ではなく、垢。足の裏の皮膚は厚く、表面がはがれて垢ができやすくなっています。その垢を食べて雑菌が繁殖。そこに皮脂腺から分泌された汗や分泌液が混ざることで、あの耐え難い臭いが発生するのです。

 そんな恥ずかしい思いをしないよう、みなさんにはミョウバン水による簡単な足臭防止法をご紹介しましょう。

 ミョウバンは硫酸カリウムアルミニウムという金属の1種。殺菌作用や制汗作用、アンモニア中和作用などに優れ、漬け物の色出しや野菜のアク抜きのほか、化粧品にも使われています。

<ミョウバン水の作り方>
 焼きミョウバン50gと水道水をペットボトルに入れ、よく振って混ぜます。ミョウバン水が透明になったら、冷蔵庫で保管します。これが原液になります。

 なお、焼きミョウバンはスーパーの漬け物売り場などで売られています。

<ミョウバン水の使い方>
 原液を10倍くらいに薄めたものをスプレーボトルに入れ、気になるときに足に吹きかけます。

 小さなボトルに入れて携帯すれば、外出先でも必要に応じて活用できます。

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