2015年07月03日

【092】気になる自臭はシソ茶で消せる

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  臭いというのは不思議なもので、自分から出る臭いなら大して気にならないものです。オナラなんて、どうかすると愛おしくなったりしませんか? そこまではないですか。

  それに口臭とか汗の臭いなどは、自分自身の鼻はあまり刺激されないみたいです。

 ところが、これが他人が発する臭いとなると話は別です。オナラや口臭など言語道断。まるで親の仇にでも出会ったように、臭いの発生源をキッとにらみつけてしまうか、ほうほうの体で遁走という次第に相成ります。

 それと、他人の臭いで厄介なのは、相手が親しい友人でも、面と向かってなかなか言えないことです。

 これは私だけではなく、周りに訊いても「そうそう」と納得顔。どうしてでしょうかね。

 もし、自分が「臭いですよ」と言われたとしたら・・・。やっぱり恥ずかしいし、嫌な心持ちになります。

 相手の親切は分かるけど、恨めしくもなったりして。明らかに逆恨みなんですけど、そこは理屈じゃないんですね。

 臭いといえば、もう7、8年も前になるでしょうか。朝のラッシュ時、満員ぎゅうぎゅう詰めの中央線(東京)で、ひどい目にあったことがあります。

  吊革につかまって立っていたら、隣で同様に吊革に腕を伸ばしていた中年女性の脇が突然目の前、というか鼻の先にきて止まったのです。

 賢明なる読者には、もう話の筋が見えてきたことでしょう。

 そうです。このオバ・・・いや、女性のワキガがものすごいの何の。クサヤと納豆とブルーチーズをアンモニアに漬けて、さらに10年発酵させたら、こんな臭いになるんじゃないかというくらい強烈なんです。

 四方から押され、1pの身動きもとれないような状態なので、私は少しでも悪臭の元から鼻を遠ざけようと、首を目一杯ひねり、顔だけを斜め上方に向けていました。

 間の悪いことに、乗り合わせた電車は途中ノンストップの特別快速。次の停車駅に着くまで15分近く、その格好で固まっている羽目になったのです。

  おかげで、降りてから首の痛みがなかなか取れず、翌日、整形外科へ行ったら「頚椎捻挫を起こしていますね」。 この悲劇を思い出すたびに、「オレが何をした!」と叫びたくなります。

  ことほど左様に、臭いというのは危険な代物です。私のケースのように、臭いという凶器で、知らない間に傷害罪(?)を犯しているかもしれません。

  身に覚えのある方もない方も、一度、自分の臭いをチェックし、気になる臭いがあれば改善したいものです。

 ただ、私も健康ライターの端くれ。言いっぱなしのまま、この話をおつもりにすることもできません。そこで1つ、ワキガの改善によく効くと評判の「シソ酢」を紹介しておきましょう。

 シソ茶の作り方は、青ジソ(大葉)200gを水でよく洗い、ザルで水気を取ってから、500mlの米酢(または黒酢)と共に容器に入れます。これを冷蔵庫で5〜7日間、寝かせれば出来上がりです。

 水やジュースで割ったり、ハチミツを加えれば、けっこう美味しく飲めます。

「酢の主成分である酢酸には、老廃物が体内にたまるのを抑える働きがあります。また、シソに含まれているクロロフィルには消臭作用があります。この2つの成分の相乗作用でワキガが軽減すると考えられます」(実践女子大学・田島眞教授)

 臭いが消えるだけでなく、疲労回復にも効くシソ茶。冷やして飲めば、今の時期にはピッタリの健康ドリンクになるでしょう。

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2015年07月10日

【093】ご用心! 夏場も危ない脳梗塞

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 脳梗塞というと、冬場の寒い時期に起きるもの。そんなイメージを持っている方が多いようですが、それはどうやら勘違い。実は、30度超えの暑い時期にも脳梗塞は多発しているようで、特に動脈硬化や高血圧、高血糖などのリスクを抱えている方は要注意です。

『自分で見つけて治す隠れ脳梗塞』(マキノ出版)などの著書でも知られる眞田祥一先生(眞田クリニック院長)は、過去15年間の脳梗塞患者データと、気象庁発表のお天気データとを詳細に照合したところ、脳梗塞の発症率は夏も冬もほとんど同じという結果が出たそうです。

 考えられる原因は2つあります。

 1つは、脱水。汗を大量にかいた後で水分を補給しないでいると、血流が悪化して血圧を上げたり、血管が拡張して逆に血圧が下がったりします。

 こうした血圧の乱高下が血管壁を痛め、傷つけます。その結果生じたかさぶたが壊れ、飛び散ったカケラが血管を詰まらせるのです。

 もう1つは、気温の急変。夏場というのは意外に1日の中でも気温の変化が激しいものです。夕立などがあれば、30度以上あった気温が、たちまち10〜15度くらいにまで下がってしまいます。

 これが血管の急激な収縮を招き、血圧が急上昇。ここからは前記したのと同じストーリーで血管の詰まりを招くのです。

 原因が分かれば、有効な対策も自ずと決まってきます。

 暑い季節に脳梗塞から身を守るのに何より大事なのは、こまめに水分を補給すること。それも水だけでなく、ジュースなどの糖分を含むもの、スポーツドリンクなどミネラルを多く含んだものをバランスよく補給するのが理想的です。

 ちなみに、眞田先生がおすすめの比率は、水が2、糖水1、ミネラル水1の割合。もちろん、別々でかまいません。これを食事時以外に、気温が30度Cなら食事時以外に1日1リットル、35度以上なら3リットル程度補給すると良いそうです。

 また、就寝中には水分補給ができないので、寝る前にはのどが渇いていなくても、コップ一杯程度の水分を飲むようにしましょう。

 また、暑い日でも外出時にはバッグにサマーセーターなどをしのばせ、急な気温の変化にもこまめに対応するよう、心がけたいものです。
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2015年07月17日

【094】鬱陶しい白内障は手術で簡単、スッキリ

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 最近、見るものがかすんだりぼやける。明るいところでは眩しくて、見えにくい。細かい文字が読みづらい。メガネが合わなくなった・・・中高年で、こんな気になる目の症状を抱えている方は白内障の疑いが濃厚。早めの受診をおすすめします。

 白内障は高齢者の病気というイメージが強くありますが、近年は40代や50代でも油断はできません。

 厚生労働省の調査では40代で40%、50代では60%が程度の差はあれ白内障にかかっていることが明らかになっているのです。

 実際、私の友人にもこんな話があります。46歳になる彼はドライブが趣味で、暇さえあればハンドルを握ります。

 その彼が最近、視界に異変を感じるようになりました。陽光やヘッドライトなどの光が以前よりまぶしくなったり、夕方に対向車や信号がぼやけたり二重に見えたりするのです。

 パソコンをよく使うので単なる疲れ目と軽く見ていましたが、ある日自転車と接触事故。幸い大事には至りませんでしたが、さすがに不安になって眼科を受診したところ、白内障が進んでいるとのことでした。

 手術の結果、今は視界良好とのことですが「あのまま運転しつづけていたら・・・」と思うと、背筋がゾクッとするそうです。

  白内障は目の中でレンズの役割をしている水晶体が濁ってくる病気です。

 確かに以前は老化による水晶体内のタンパクの変性が主因とされていましたが、近年は紫外線などによる活性酸素の影響も少なくないとか。それがリスク年齢の低下につながっているようです。

 一度濁った水晶体は、今の医学でも元の透明な状態に戻すことはできません。そのまま放置していると社会的失明(矯正視力が0.1以下)に至るケースもあるので、異常を感じたら早めに受診するようにしたいものです。

 手術も、最近は超音波乳化吸引法といって、10〜20分の簡単な方法で完治するようになりました。

 これは3mmくらいの傷から超音波の力で水晶体の濁った中身だけを吸い出し、残った薄い膜(水晶体嚢)の中に水晶体の屈折力を補正するための眼内レンズを挿入する方法です。痛みもなく、日帰り手術もOKなので、仕事に差し支えることも大してありません。

 実は、筆者も1年ほど前に受けましたが、手術という言葉がそぐわないくらいのあっけなさ。もちろん、日帰りでした。

 終わった後は装着した眼内レンズのおかげで視力がグンとアップ。視界も見違えるようにクリアになり、日々爽快です。

 別に眼科医師会から頼まれたわけではありませんが、白内障は早めの手術が一番。これが術後の正直な感想です。
 ちなみに手術費用は、日帰りの場合と入院の場合、手術の時に使う薬剤などで多少異なりますが、3割負担で約5万〜9万円程度になります。

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2015年07月24日

【095】ショウガ足湯で水虫退治<伝承療法シリーズ 1>

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 以前、健康雑誌で伝承療法が花盛りの時期がありました。

 伝承療法とは、その名の通り、昔から言い伝えられている、いわば、おばあちゃんの知恵袋的な治療法考えていいでしょう。

  もちろん、効果の根拠は先人の経験則のみ。たいていのお医者さんは「エビデンス(科学的根拠)のないものは・・・」と、ハナから相手にしないものばかりです。

 でも、人間の体というのは、いまだに科学で割り切れないこともいっぱいあります。その意味では、長い年月の中で、多くの人々によって積み重ねられてきた経験則というのが意外に侮れないのも、また事実なのです。

  考えてみれば、漢方薬なんて、その最たるものでしょう。なんたって中国4000年、それこそ星の数ほどの先人たちの“人体実験”による経験則の所産なのですから。

 もちろん、ひとくちに伝承療法といっても、まさに玉石混淆で、箸にも棒にもかからないような怪しいもの、他愛のないものも少なくありません。

 そんな中から、これは玉かも? と、筆者が独断で選んだ療法を、何回かに分けてご紹介していきましょう。
 一番手に登場するのは、水虫によく効くと言われている「ショウガの足湯」です。

 用意するのは中くらいのショウガ2個、ガーゼ、それと新品の長靴です。

 まずショウガをすり下ろし、ガーゼに包んでエキスを絞り出します。

  そのショウガのエキス汁を等分に分け、左右の長靴に入れ、さらにお湯を加えます。

 お湯の温度は40〜42度、ちょうどいい湯加減のお風呂くらいに水で調整してください。

 後は、ショウガ湯の入った長靴に素足を入れて履くだけです。湯量は、足首が浸かるくらいが適当でしょう。

 お湯が冷めてきたら、適宜、差し湯をして温度調節します。この際は火傷をしないよう、いったん足を出して行うようにしてください。

 長靴を使うのは、こうすれば部屋の中を自由に移動できるので、いつでも実践しやすくなるからです。

  ただし、長靴は安いものでいいので、必ず新品を。また、一度浸かったら、しっかり天日干しして消毒してください。

 もちろん、時間に余裕があれば、たらいや大きめの洗面器にショウガ湯を入れて、じっくり足湯をしてもかまいません。

 何故、ショウガ足湯が水虫に効くのか。思いつくのは、ショウガは血のめぐりをよくすることくらいで、理由は定かではありません。

 でも、昔から伝わっている療法であり、これで水虫が退治できたという人もいるようで、そこが伝承医療の伝承医療たるゆえん。

 まあ、あまり難しく考えず、薬を買う前、あるいは皮膚科に行く前に、良くなればラッキー! くらいのノリで試してみてはいかがでしょうか。

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2015年07月31日

【096】生ゴボウのすり下ろし<伝承療法シリーズ 2>

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 科学的な裏付けは「?」だけれど、積み重ねてきた先人の知恵と経験は決して侮れない・・・それが伝承療法です。

 今回はその2回目、急な炎症に効く「生ゴボウのすり下ろし」です。

 たとえば、寝冷えで、朝起きたら扁桃腺が腫れている。ノドが痛くて声もよく出ないが、今日は大事な商談が。病院に寄っていく時間もないし、さて、困った・・・。

  暑い時期にはありがちですが、こんなとき、冷蔵庫の野菜室に生ゴボウがあったら、さっそくすり下ろして飲んでみましょう。

 昔から、“炎”の字がつく症状にはゴボウが一番とか。ゴボウには消炎効果があり、しかもその効果は即効性が身上。特に扁桃腺炎や、口内炎、中耳炎、鼻炎など、急性の炎症にはよく効くと言われています。

 古老の話によれば、前記の扁桃腺炎などは、ゴボウのすり下ろしを飲んだ後、早ければ5分と経たないうちにスッと痛みがやわらいで、楽になるそうです。

 ちなみに、昔は「赤子が泣いたら孔(あな)を疑え」という言い伝えがありました。

 孔とは体の穴。つまり、小さいお子さんの具合が悪かったら、まずは耳や鼻、口、肛門など、体内と通じているところに炎症が起きていないか調べてみなさいということです。

  もし、どこかに炎症があるようなら、応急処置にゴボウのすり下ろしを飲ませます。発症間もない段階なら、たいていの場合、それで痛みなどの症状は楽になっていきます。

 それから、念のため医者に連れて行くようにすれば万全。副作用など一切ないので、新米のお母さんでも、安心して試すことができるでしょう。

 ただ、ゴボウは消化が遅いので、一度に大量には食べさせないようにしてください。

 ゴボウは必ず皮付き生ゴボウを使い、皮と一緒におろし金ですり下ろします。1回の分量は、15p程度が目安です。

 これをそのまま飲みます。飲みにくい場合は少量の三杯酢を加えるといいでしょう。

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