2015年04月03日

【079】花粉症の目のかゆみに効果抜群の「みずぽっと体操」

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  脳の話の途中ですが、ここで緊急花粉情報です。

 今年の花粉軍団は、例年以上に暴れている模様。テレビの花粉予報も、毎日のように真っ赤っ赤です。そんな折りも折り、先日、興味深い花粉対策法を教えていただいたので、ご紹介します。

 同じ花粉症でも、とりわけ「目のかゆみ」にお悩みの方は必見! 筆者が口づてに紹介して、「効いたあ」と喜んでいる方が何人もいます。

 よほどうれしかったのか、中にはお礼に虎屋の羊羹を送ってくれた人もいたりして・・・。あっ、余計なことはさておき、さっそく本題に入りましょう。

 その名は「みずぽっと体操」。考案されたのは整体士の鎌田恭平先生(整体サロンピンポイント院長)です。

  やりかたは、すこぶる簡単です。

(1)100円ショップなどで売られている化粧水の詰め替えポットを2個用意します。

(2)それぞれのポットに水道水を3分の1ほど入れて、しっかり蓋をします。

(3)水の入ったポットの底を左右のこめかみに当て、左右同時に気持ちのよい強さとリズムでこめかみを軽く叩きます。長さは1分程度です。

(5)次に、ポットを1分ほど軽く目に当てます。

  これだけで、しぶとい目のかゆみはかなり軽減され、効果も長持ちします。

 鎌田先生によれば、効果の秘密は「水のゆらぎ」にあるとのこと。

 ポットの水のゆらぎに合わせて、体内の水(血液やリンパ液、水分など)も同じような動きでゆらいできます。

 これは物理学で「同期現象」と呼ばれるもので、その結果、血液やリンパ液の流れが活発になり、目のかゆみの原因となっている炎症物質が排出されるというわけです。

 まずは、1度試してみてください。
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2015年04月10日

【080】脳を喜ばせて「快食ダイエット」

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 脳のお話に戻ります。今回は食いしん坊のアナタは必読ですよ。

 ストレスぶとり、なんてことをよく言います。仕事などでストレスがたまると、食欲が止まらない。いけないと思いながらも、つい食べ過ぎて太ってしまう・・・。

 といった悩みを抱えている人は若い女性だけでなく、中年男性にも多くいるようです。

 そんな人に「食べたいだけ食べなさい」と勧めるのは、『病気が治る「脳」の健康法』など、脳や心に関する多くの著書で知られる横倉恒夫先生(横倉クリニック院長)です。

 一見、乱暴のようですが、もちろん、そこには筋の通った科学的な裏付けがあります。

「いくら食べても満足しない」「空腹でも食べたくなる」のは、ストレスから我が身を守ろうとする自律神経のなせる技、いわば、ごく当たり前の防衛本能。その本能に逆らって、罪悪感を抱いたり、食べるのをがまんしたりするのは、かえって脳の健康によくありません。

 逆に、「好きなものを、食べたいだけ、満足するまで」食べていれば、本能からの欲求が満たされ、脳は喜んでリラックスすることができます。その結果、ストレスで疲弊していた脳のプログラムも元気を復活。その人にとって十分な量まで食べれば脳が自動的にストップをかけるので、理性でコントロールしなくても、自然に箸を置くようになるというわけです。

 ただし、この快食ダイエットにも、より脳を喜ばせるための守るべき原則があります。

●おなかが空いたときに食べる
 朝・昼・夜の食事タイムにとらわれず、「おなかが空いた。何か食べたいな」という心地よい空腹感を覚えたときに食べます。

●好きなもの、食べたいものを食べる
 カロリーとか量とかを気にせず、焼き肉でもケーキでも、食べたいものを思い切り食べて、心から満足感に浸りましょう。大事なのは、その食べ物が健康にいいか悪いかではなく、自分が好きか嫌いかで判断することです。

●「自分の味覚」で、美味しく食べる
 味付けも、味が濃いのは体に良くないなどとガマンせず、自分の(というより脳の)好みの味付けで。

●気のおけない人と楽しく食べる
 どんな大好物でも、人に気を使いながら食べていては美味しさも半減。脳も喜びません。親しい友人や愛する家族と会話も弾ませながら食べれば、「快食」も、より効果が高まります。

●心ゆくまで食べる
「ながら食」は厳禁。食べはじめたら、美味しさを味わうことだけに集中し、ひとつひとつの料理や食材を、よく噛みしめてじっくり味わいながら食べます。

「最初は多少体重が増えることがあるかもしれませんが、これは健康な脳になるための必要なステップ。脳の自然な欲求を満たして、脳を喜ばせていれば、自律神経のバランスが整い、必ずベストの体重に戻してくれます」(横倉先生)

 脳の働きというのは、つくづく不思議です。
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2015年04月17日

【081】ビールが認知症を予防する!?

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 そろそろ、ビールの美味しい季節ですね。

  と聞いただけで、早くも生ツバを飲み込んでいる人も。そんなあなたに、さらに喉ゴックンものの情報をお届けしましょう。

 何と、ビールに脳細胞を保護して認知症を予防する働きがあるというのです。

 ヨタ話や落とし話でも、昨今流行の都市伝説の類でもありません。ちゃんとした研究によって明らかになったことで、エビデンス(科学的根拠)も確かな話なのです。

 発信元は、農学博士の戸部廣康先生(高知工業高専名誉教授)。

 もともとビールというのは、古代から流行病の予防薬として使われ、中世ヨーロッパの修道院では栄養補給源や医薬品として利用されていたのだとか。今で言う機能性食品ですね。これは筆者も寡聞にして知らず、医療ジャーナリストとしてはお恥ずかしいかぎりです。

 それはさておき、ビールの脳活性作用のカギはホップというアサ科のつる性多年草が握っています。

  ホップは、あのビール特有の苦味成分。西欧では古くより鎮静作用のある薬草として知られ、現在でも不眠症などに用いられているようです。

 ホップにはイソフムロンという成分が含まれていて、これがビールの苦味をつくりだす主要成分になります。

 戸部先生は長年の研究の末、このイソフムロンに赤ワインにも優るとも劣らぬ抗酸化作用があることを発見。とりわけ、認知症の予防効果が期待できることが分かったのです。

  ちょっと難しい話になりますが、脳には平均140億個もの神経細胞(ニューロン)が存在します。個々の細胞には樹状突起があり、これを介して細胞同士の情報伝達が行われています。

 戸部先生が行った実験では、ビールのイソフムロンをブタやウシの脳細胞に加えたところ、脳細胞のアポトーシス(自滅)が減少。さらに樹状突起が伸びることが確認されました。

 これらの現象は、いずれも神経細胞が活発に働いている証拠です。

  認知症が起こる原因の1つは、活性酸素による神経細胞の酸化。優れた抗酸化作用のあるイソフムロンが、この神経細胞の酸化を抑制し、認知症のリスクを軽減していくと考えられます。

 認知症ではありません。戸部先生の研究では、このイソフムロン、ほかにも糖尿病や肥満、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果もあることが明らかになっているそうです。

 イソフムロンは醸造過程の熱処理によって生じるので、低温で長時間熟成されるラガーービールが、特にお勧めだとか。

 ただし、だからといって、浴びるほど飲んでいいわけではありません。アルコール過剰摂取で肝臓を痛めてしまったら、まさに藪蛇というやつです。

 徒然草(つれづれぐさ)の作者、吉田兼好が、うまいことを言っています。

「酒は百薬の長とはいえど、万(よろず)の病を引き起こすのも酒」

 1日500ミリリットル。これがビールが百薬の長になるか、悪魔の水になるかのターニングポイントになるようです。
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2015年04月24日

【082】おすすめ健脳食ラインナップ

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 脳のお話は、今回で一区切り。最後は健脳食、すなわち脳の健康に良い(と思われる)食べ物で締めるとしましょう。

 健脳食の4番バッターといえば、何といってもこれ。大豆のレシチンでしょう。レシチンとは、私たちの体を構成している細胞を包んでいる細胞膜の主な構成成分です。

 細胞膜は、細胞にとって必要な物質を取り入れ、また不要な老廃物を排出させる、いわば“細胞の門番”。生命維持の根幹である代謝活動を担っているところです。

 そのため、大豆レシチンを摂取すると脳細胞や神経細胞の活性もアップ。とりわけストレスに強い脳づくりに役立つとされています。

 コリンを多く含む卵も脳にはよい食品です。体内に摂取されたコリンは、重要な神経伝達物質であるアセチルコリンに変換され、記憶や学習効果の向上を促してくれます。

 ストレス社会が高進する中で注目されているのがギャバ(GABA)。これは天然アミノ酸の1種で、玄米、中でも発芽玄米に多く含まれています。

 ギャバは、脳に存在する抑制系の神経伝達物質で、ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせる作用があるとされています。

 また、脳を“前向き脳”にし、うつ病の改善などにも役立つとして、最近話題になっているのがオメガ3脂肪酸。イワシやサバなどの青魚に多く含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が、これにあたります。

 オメガ3脂肪酸のうつ病に対する有効性については、すでに数多くの研究で実証されており、中には従来の抗うつ薬に匹敵する効果があるという研究者もいるほどです。

 最近どうも集中力がない、やる気が出ないという人には、チロシンというアミノ酸が豊富に含まれているタケノコがおすすめ。チロシンは、ドーパミンやアドレナリンなどの神経伝達物質の活性を高め、気持ちを前向きにする働きがあると言われています。

 なお、チロシンは先の大豆にも多く含まれています。

 ちょっと変わったところでは、コーヒー。コーヒー豆のカフェインが、アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイドβ(たんぱく質)の産生を抑制したり、抗アルツハイマー病因子と言われるGSCF(脳内で神経細胞の製造を促進する物質)を増やす働きのあることが研究でも確認されています。

 ちなみに、コーヒーはインスタントコーヒーでも可。国際コーヒー協定の定義によって、原材料にコーヒー豆以外のものを使用した場合はインスタントコーヒーと表示することが禁止されているからです。

 もちろん、これは言わずもがなでしょうが、いくら脳にいいからと言って、食べ過ぎは禁物。毎日の食生活の中で、積極的に摂っていくくらいがよろしいようで・・・。

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